超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度まで
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。



ミズホ通信(株)RX-IC3D 改造版  販売はしていません。
かなり前に製造中止になっているので、入手できない可能性が高いです。
RX-IC3Dは、ミツミ電機 LMF501を使用したストレート式ラジオ・キットです。
回路的には、ミツミ電機 LMF501のデータシートそのままです。



RX-IC3Dスペシャル? 完成した画像  回転式アンテナが特徴です!  緑色の端子は、外部アンテナ用です。


ミズホ通信の高田さんにRX-IC3Dの基板を分けて頂いたので、改造版を作ってみました。
完成品は高田さんにプレゼント?しました。
ハムフェア会場で高田さんが講師になり、ラジオの製作教室が行われるそうです。
その時の参考例として見て貰おうと思っています。
高田さんのお話では、現在このRX-IC3Dは受注生産でハムフェアなどの製作講習会だけで販売しているそうです。
また、内部に使用しているアンテナ・コイルとセラミック・イヤホンの材料が無くなりつつあるのでイヤホンは
マグネチック型に回路を変更する予定との事です。

改造箇所:
1,セラミック・イヤホンを両耳タイプのイヤホンが使えるように、トランスを内蔵。
 音質が格段に良くなりました。

2,高周波チョーク・コイル型のアンテナ・コイルを回転型アンテナに変更。
 長さ10cmのバー・アンテナを使用しているので、電波が弱い地域でも感度良く受信が出来ます。
 電波が強い地域では、アンテナを回転させて聞きやすくさせる事が出来ます。
 本体を固定したままアンテナが360度回転可能なので、放送局探し( 方向探知器 )も出来ます。
 アンテナ端子の配線はしていません。

3,部品の破損防止に、IC / コンデンサ / 抵抗などの部品は基板裏に取り付けた。

4,改造する事で、改造前よりも悪くならないようにした。 これは、使用者の主観で変わりますが・・

アンテナ・コイルの作成 径:10mm 長さ:100mm


作成と言っても、コイルを巻くのが面倒なので他のバー・アンテナから移植しただけです。
このフェライトにコイルを移植するだけで、高Q値が得られます。

  

ケースに入れる関係で、中央付近で目標値にならないとダイアル目盛が合わなくなります。
ポリ・バリコンが20 - 260PFなので、最低508kHzから1.8MHz程度まで同調が取れます。



アンテナをケースに入れたところ フェライトが抜けないように両端をエポキシ接着剤で固定



回転部分は、3.5mmイヤホン・プラグを利用します。 外側カバーを短く切って、接着剤で固定


コイルを半田付けして、アンテナ部分は完成
力強くフタを開けると、リッツ線が切れてしまうので注意が必要です。


基板に部品を半田付け 手持ちの関係で、抵抗は0.1%級の物で代用しています。


基板に部品を取り付け、ケースに収納して完成! ケースは、テイシン電機のTB-3です。

アンテナが回転するので、子供には受けが良いかも分かりません。
このラジオには感度調整のボリュームがありません。
電波が強い地域で使うには、バー・アンテナを感度が落ちるところまで回転させます。
アンテナが回転するので、本体は正面を向いたままに出来るのが便利です。
アンテナの8の字特性を利用し、放送局の方向を探るなどの使い方も出来ます。


アンテナ端子をイヤホン・プラグにした事で、こんなアンテナも試せます。
送信所に近くて、音が歪んでしまう場合は小さめのアンテナに交換すると良いです。


1.4 - 5MHz帯のバー・アンテナ  屋外で強い放送なら聞く事が出来ます。
1PFを介して、ロング・ワイヤーなどに接続すると高感度で受信できます。


一回り大きめのスパイダー・コイルを作ってみました。



完成した RX-IC3D / ミュー同調ラジオ  スイッチの下側で520 - 900kHz 上側にすると900 - 1700kHzの同調範囲になります。
ANT端子がありますが、使わないのでネジで穴をふさいであります。


短波帯をカバーするRX-IC3Dも作ってみました。 受信周波数範囲:1.6 - 6.5MHz


コイル部分は長さ100mm 径10mmのフェライト・ロッドに巻き、ループ・コイルを結合させています。
ループ部分に1.2mmのポリウレタン線を4回巻いています。 これは手持ちの関係で4mになったのですが、もう少し巻いた方が良かったかも。


良くない部品の配置例
回路は、この上で紹介しているLMF501を使用した物と同じです。 少しコンデンサの値を変更しています。


ケースの大きさは、45 X 65 X 25mmです。


何も考えないでLMF501の基板をバー・アンテナの横に配置 電池は単5アルカリです。
周波数が高くなると発振して聞こえなくなりました。
そこで1円玉の出番です。  
バー・アンテナと基板の間に挟むだけで・・・・あ〜ら、不思議!  発振が収まり、聞こえるようになりました。



今度は、基板の配置を少し考えてみようと・・・2号機製作


バー・アンテナの下に基板を少し潜らせてスペースを確保。
電源スイッチはポリ・バリコンの上にありますが、手前横に取り付けても良かったです。



提供:マイクロ・パワー研究所  
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