推奨! 水晶発振子を体感しよう!
今では見掛ける事がほとんど無くなってしまった水晶発振子を使った体感コーナーです。

金属ケースに入った水晶発振子は、どこでも見掛けます。
数十年前の水晶発振子を集めて、面白さを体感しています。
10MHzとか50MHzとかの高い周波数だと、発振出力はオシロや受信機でしか確認できません。
逆に、数KHzだと発振子の振動音を耳で体感出来ます。
低周波域の水晶はガラス管に入った物が多く、味わいがあります。
当時はHz( ヘルツ )表記ではなく、サイクル( CYCLE )やCPS表記となっています。

幸運にも、低い周波数の水晶発振子を入手する機会に恵まれたら、是非とも発振回路を組んで音を体感してみて下さい。
耳を近づければ聞こえる程度の小さな音です。 静かな室内では1m位離れていても聞こえると思います。

このコーナーが出来るきっかけについて
C-MOS発振回路でロシア製の10KHz水晶発振子をテストしていた時の事です。
スペアナで発振を確認して、そのまま机の上に置いていました。
他の仕事をしていると、チーンと高い音がかすかにに聞こえてきます。
耳鳴りか?と思ったのですが、違うようです。 音がする方向を確かめると、その先に発振回路が・・・
確かに10KHz水晶発振子から音が聞こえてきます。
それから、低い周波数を中心に集め始めました。
手持ちの中で一番低い360Hzだと、音だけでなく振動も手に伝わってきます。


探しています!
数十年前の音叉型水晶発振回路図を探していますが、なかなか見付かりません。
また、周波数の低い( 1KHz 以下の )ガラス管入りの水晶発振子を熱望しています。
どこかにありませんか?
440Hz 880Hzを製作してくれるメーカーさん どこかにありませんか?




水晶発振子を製造する基になる人工水晶です。
大変珍しい物を頂きました。
両端に電極を蒸着したら、超低周波で発振するのかも?



集めた中で現時点の最低周波数 368.5Hz  2010年 8月 16日現在
注:発振子等は複数持っている物を除き、全て非売品です。

このページは、じわじわと人気が出てきている様です。
音が聞こえる水晶発振子が受けているみたいですが・・・
ガラス管入りの物は、滅多に見付かりません。

ここでは、発振音が確認できた周波数の低い発振子の順に記載しています。
20KHzまでの物を入手し、発振音が確認できたら随時記載します。



低周波数専用発振回路( おおむね1kHz程度から10kHz程度まで )
発振波形をオシロ・スコープで確認できるように、BNCコネクター装備
電源は、DC5Vアダプター または USB接続




368.5Hz FREQUENCY STANDARD アメリカ製




American Time Products Frequency Standard 368.5Hz
2009年3月現在 手持ちでは最低周波数です。 手に持つと、ぶるぶる振動が伝わってきます。



400Hz FREQUENCY STANDARD アメリカ製



American Time Products Frequency Standard 400CYCLES 直径:38mm 長さ:135mm
1956年3月20日製造なので、51年前の製品です。 箱入りのデッド・ストック品でした。
発振回路を組んで、デモ用にしています。

400Hzで、ちゃんと振動しています。 音はもちろん、手に持つとぶるぶると震えているのが実感できます。
電源を切っても10秒位は振動しています。 徐々に振動は小さくなります。



電源を切っても、400Hzの振動と音の余韻がしばらく残ります。
波形がだぶって見えるのは、徐々に信号が減衰している途中でメモリー保存しているためです。 

オリジナルと思われる発振回路部分を入手しました。



日本電波 VM19 1KHz

 


1200Hz アメリカ製 ACCURATE INST CO.LTD 1200CPS FREQUENCY STANDARD
原振の振動子と発振回路が組み込まれています。 DC24V / 20mAで動作します。
大きさは10円玉と比較して分かるように、大きめです。 87 X 75 X 128mmあります。
手で持っても振動は感じられません。 手先の間隔が鈍いのかも。
音は小さめですが、ちゃんと聞こえました。 電源を切っても余韻が暫く続きます。


 


S.T.C. 1600Hz





1.81818KHz アメリカ製



1.81818KHz CR-11/U型 全長:104mm ガラス部分の直径:27mm
周波数表示がガラス面でもベース面でもなく、上部のマイカ支持板にスタンプされている。



GEC 1.93333KHz イギリス製


 ガラス部分の長さ:87mm
電源をオフにしても、しばらく発振( 振動 )の余韻が楽しめます。



2400Hz / 2.4KHz


 ガラス部分の長さ:108mm
発振モードが違うのか?発振音は少しか細い感じです。



2.7778KHz アメリカ製
Nothern engineering laboratories T-9J 2.7778KC  直径:約28mm 長さ:95mm
発振はしましたが、電極支持棒の振動( 共振?)なのか発振音に混じってガサゴソ音が聞こえます。




MARCONI 3000Hz





3570Hz  実際は、3570CPSと刻印されています。  アメリカ製
HC-13/uのリード線が長いタイプです。


中身が見えないのが残念ですが、これもちゃんと音がします。


4KHz 
STANDARD RADIO社 1956年12月製造





4.0003KHz アメリカ製 BLILEY社


一瞬、1.0003KHzと見違えた。


4.037KHz メーカー不明


全長:137mm


7.917KHz( 1本 ) 8.333KHz( 9本 )  ロシア製



10本全ての発振を確認! もちろん、音も聴く事が出来ました。
出力電力がほとんど同じなのに、聞こえる音は小さめの物があったりして微妙な差があります。


8KHz 国産・NEC製


 
これが、8KHz  形状は、楕円柱です。 長さ:99.5mm 19.1 x 14.2mm
ロシア製と比べると、ガラスが厚いです。 外箱の表示は発振子では無く振動子になっています。



8.0000KHz アメリカ製 BLILEY社




GEC イギリス製 8.087KHz


 



8.45663KHz アメリカ製




10KHz ロシア製


 ロシア製 10KHz

以前に作った水晶発振回路治具のピン接続が10KHz水晶とピッタリだったので、そのまま挿してみました。
周波数調整はしていません。 治具の回路定数だけでテストしています。
回路定数が合っていないのが原因と思いますが、5V動作では発振開始まで10秒ほど掛かります。
発振波形が確認され、しばらくするとチーンと音が聞こえてきます。
1m位離れていても、音は確認できます。 
これがこのコーナーを作るきっかけになった発振子です。



日本電波 VM16 10KHz





10KHz イギリス製 MARCONI社 



ガラス部分の長さ:62mm

 
10kHz と 10KHZのプリント表記

 これは10KC/Sとプリントされている。



GEC 10KC/S( 10KHz )



径:28mm ベース部分までの長さ:120mm



GEC 10KC/S( 10KHz )


径:28mm ソケットの先端部分までの長さ:95mm
上に記載したGEC 10KC/S( 10KHz )と比べると、少し短めです。



10.0000kC( 10KHz )  HC-13/u  メーカー不詳 1965年4月製





13.2KHz 19.8KHz 珍しいユーゴスラビア製 IMP社




15.742914KHz 国産・日本電波工業製




16.000KHz アメリカ製




20KHz イギリス・ GEC製  全長 138mm( 先端から底まで ) ガラス直径 28mm
これは子供じゃないと聞く事が出来ないと思います。 年を取るにつれて、10KHz以上は聞こえなくなっている事もあります。

  

提供:マイクロ・パワー研究所  http://mpl.jp