当社は通信販売を主体にして、超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度までの
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。

運営は、マイクロ・パワー研究所( http://mpl.jp )が行っています。

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電波時計用  40KHz / 60KHz両用バー・アンテナ キット

鉄筋ビルやマンション内で電波時計がうまく受信できない時に威力を発揮します。
ただし、環境によっては受信できない場合もあります。
地下や鉄筋が入り組んだ構造などの場合は、窓際に持っていくのが良いです。

\6000 送料\600

キットの内容
1,大きめのフェライト( 200 X 25 10mm )
2,リッツ線( 0.051mm X 15本 ) 15m
3,RCAジャック
4,同調用コンデンサ 数種類
5,木製の台

コイル部分の作り方
クリア・ファイルなどを切り取って、その上にリッツ線を200回巻きます。
コイル部分の位置により、4.7mHから6.5mH近くになります。
微調整はコイル部分をスライドさせて行います。
巻き枠は少し余裕を持たせて左右にスライド出来るのを確認して下さい。

 
40KHzにおけるデータ
左:端から5mmの位置から巻き始めたデータ  右:中央部付近でインダクタンスが最大になります。

 
60KHzにおけるデータ
左:端から5mmの位置から巻き始めたデータ  右:中央部付近でインダクタンスが最大になります。

各インダクタンスに対する同調用コンデンサの値

★★★★★

4.8mH

5.0mH

5.5mH

6mH

6.5mH

40KHz

3298PF

3166PF

2878PF

2638PF

2435PF

60KHz

1465PF

1407PF

1279PF

1172PF

1082PF


2次側コイルは9回巻いています。
40KHz同調時に60オーム付近になります。 50オームでも75オームでもどちらでも使用できます。

腕時計の場合は、パイプの上に巻き付ける様にします。
受信機を使用する場合は、2次側コイルの出力を接続します。
調整方法は、40KHzまたは60KHzのどちらかで同調するコンデンサを接続します。 セラミック・コンデンサで構いません。
受信機に接続した状態でオーディオ発振器などの出力をコイル部分にリンクして、Sメーターが一番良く振れる位置にコイル部分をスライドさせます。
発振器が無い場合は、実際に受信してみるしかありません。 
時計用とするには信号がうまく受信できる位置にするまで、忍耐が必要かも分かりません。


今回は3300PFを接続して40KHzに同調する様に、コイルをスライドさせてテープで固定しています。


塩ビ・パイプに収め、木台に載せて完成です。 裏側にRCA型ジャックを取り付けています。

電波時計をパイプの上から巻いてやれば、受信がしやすくなります。



通信型受信機用に、1台毎に手作りした完成品もあります。
但し、見栄えは決して良くありません。
見栄えが気になる方は。フェライト・ロッドを購入してご自分で製作して下さい。


完成品は、こんな外観になります。 または、ケースが縦方向になります。 参考例です。

受信周波数:40KHz / 60KHz
出力コネクター:BNC型メス
使用しているフェライト:長さ200mm 径14mm 1本

40KHz または 60KHzをスイッチで切り替えて使用します。
それぞれの周波数に対し、±5KHz程度をバリコンで可変出来ますから最良点に合わせる事が出来ます。

三脚用ネジが下部に取り付けてあります。

受注製作品 \20,000 送料 \800 納期:1週間

フェライト・ロッド( 長さ200mm 径14mm )を2本繋いだ長さ400mmタイプも製作可能です。
受注製作品 \45,000 送料 \800 納期:1週間
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実際の電波時計に使われている内蔵アンテナを見てみました。

 

どこにでもありそうな、モデルです。 \1,000以内で買えると思います。


上部に横向きでアンテナが固定されています。  直径10mm 長さ60mm程です。
リッツ線で巻いてあります。
 
 
40KHzと60KHzでインダクタンスとQ値を測定してみました。




マルマン電波時計 グリニッジより取り外したアンテナ・コイル
長さ:70mm 直径:10mmほど

 
 
40KHzと60KHzでインダクタンスとQ値を測定してみました。 インダクタンスは大きめで、Q値は低めです。
この電波時計はかなり前に購入したので40KHz受信専用です。
ホルマル線で巻いてあるのがQ値の低い原因なのか? それとも、フェライトの材質に依るのかは分かりません。



秋月電子通商で売られている60KHz電波時計用のバー・アンテナの実測をしました。
左のオレンジ色の部品は、同調用の公称123( 0.012μF )コンデンサ

 
40KHzと60KHzでアンテナ・コイルは共通で、同調用のコンデンサで40KHzか60KHzに選択します。



同調用に取り付けられている公称123( 0.012μF )コンデンサの60KHzにおける容量と損失係数



フェライト・コイルじゃなくて、大きな空芯コイルだったら?


 ペットボトルと大きさの比較

直径:102mm  ボビンの長さ:338mm  コイル部分の長さ:207mm 巻数:350回ほど

 

Q値は低めです。


ちなみに500KHzでのQ値は大きい。
135KHz帯のアンテナ・コイルに使えるかも分かりません。



更新日 2010年 9月 26日


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