当社は通信販売を主体にして、超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度までの
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。

運営は、マイクロ・パワー研究所( http://mpl.jp )が行っています。

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ミズホ通信 UZ-8DX / UZ-8DXs用 長波帯バー・アンテナの製作

長波帯で使える卓上型プリアンプは各社から販売されていますが、残念ながらミズホ通信(株)さんからは販売されていません。
UZ-8DX / UZ-8DXsは内部の2連バリコン( 340PF X 2 )で外部コイルと併せて同調を取っています。
そこで長波帯用のバー・アンテナを試作してみました。
他では見られないフェライト・ロッドを使い、高感度化を狙いました。



使用するフェライト・ロッドの外観
径:25mm 長さ:130mmのロッドを3本使用し、熱収縮チューブで固定しています。 これだけで重さは960グラム有ります。

長波帯の受信範囲を150KHz - 300KHzとすると、680PFバリコンで同調させるには2mHあれば良い計算になります。
リッツ線( 0.051mm X 15本 )で90回巻きます。 



コアを入れない状態の特性は、以下の通りです。

  

フェライトの端から中央方向に移動すると、インダクタンスが増加します。 2mH付近で固定します。
この時の特性は、以下の通りです。

  


コイルが完成し、塩ビ・パイプに入れた完成画像です。
唯一の欠点は、頭デッカチで重い事です。  重さは、1.4Kgほどあります。
300KHz台のビーコン電波を始め、夜になれば長波帯の放送も良好に受信できます。
ミズホ通信 UZ-8DX / UZ-8DXsに限らず、他社製のアンプにも使用できます。


少しコンパクトなバー・アンテナ  フェライト・ロッドの長さ309mm( 2本繋ぎで ) 径15.8mm
UZ-8DXに接続すると、335 - 1242kHzまで同調可能です。 どちらかと言えば、低周波域で性能が良いです。
2種類あれば、長波帯から中波帯( 2MHz程度まで )をカバーできます。
固定コンデンサを並列に接続すれば、長波帯でも使える様になります。


長波帯に拡張する場合は、1,2の端子に固定コンデンサを接続します。
但し、可変範囲は狭くなりますから目的の周波数を中心に合わせると良いでしょう。

UZ-8DX / UZ-8DXsは、外部のアンテナ・コイルと同調を取る方式です。
ケース内にも隙間があり、改造するには好都合な機種です。
コイル次第で、長波から短波まで使えます。
但し、改造する事でミズホ通信(株)さんの保証が効かなくなります。
この点を注意して、チャレンジするのも良いかと思います。



更新日 2010年 3月 18日


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