当社は通信販売を主体にして、超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度までの
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。

運営は、マイクロ・パワー研究所( http://mpl.jp )が行っています。




時代は、エコ! 送信電力がQRPならアンテナも小型に!



3.5MHz帯バー・アンテナ MOdel 3.5TX-QRP



1W程度なら、送信可能!  ・・・・のつもりで、3.5MHz用も作ってみたのですが。

200 X 10mmのフェライト・ロッドを使用( 低い方の短波帯で使用できます。)

3.5MHzにおけるインダクタンスは、約47μH / Q = 164です。 0.6mm UEW線を使用しています。
Q値は少し低めですが、短波用フェライトの手持ちが少ないので取り替えることが出来ません。
5PFエア・バリコンと固定コンデンサで3.5 - 3.6MHzまで同調させています。

完成後のリターン・ロスの実測値は下の画像です。



同調範囲は3500 - 3600kHz程度までカバーします。 全帯域で、VSWR最悪値が1.05 最良値で1.02程度になります。 
受信感度が最大になる箇所 = VSWR最良値なので、アンテナに関してはバンド内で一度調整を取っておけば大丈夫です。

現在、送信モニターが出来る人を仲間内で募集中しています。 果たして、使い物になるのか?



小さいけれど、高性能!  3 - 17MHz 短波帯バー・アンテナ

これも1W程度なら、送信可能!  ・・・・のつもりで、作ってみたのですが。


同調周波数:260PFポリ・バリコン使用で、 3MHz - 17MHzまで
フェライト・ロッド 長さ:100mm 径:10mm を使用しています。

バー・アンテナの実測データ 21MHzまでQ値が140以上を示します。
線材データ 1次側:0.6mm / UEW線  2次側:0.6mm / スズメッキ線

1次側をHP 4285A LCRメーターで実測しました。

周波数 MHz

インダクタンス μH

Q値

3.5

10.1

328

7.0

10.19

287

10.0

10.2

201

14.0

10.4

155

21.0

10.9

144




7MHz CW帯ではこんなに好結果が! リターン・ロス42.1dB = VSWR 1.016

2次コイルの位置を変えないで同調周波数を変えた場合は、10MHz帯はそこそこ使用できます。
14MHz帯は駄目です。  
この手の小型バー・アンテナで広範囲にVSWRを下げるのは面倒なので、各バンド毎に作るのも良いと思います。
3 - 17MHzとなっていますが、7MHzで送信する場合を想定して試作したので7MHz近辺以外は受信感度はあまり期待できないと思います。

6.9 - 7.4MHzをカバーするQRP対応バー・アンテナ



200 X 10mmのフェライト・ロッドを使用しています。
5PFエア・バリコンと固定コンデンサの組み合わせで可変幅500kHz程度にしています。




7 .0 - 7.3MHz全帯域でVSWRは1.1以下に収まります。
そこそこ期待できると思うのですが、まずは野外で受信してみようと思い立ちハンディ受信機を取り出しましたが・・・
電池で動作しなくなっています。 ACアダプターでは動作するので、仕方なく修理に出しています。
今後は、修理から戻ってきての作業になります。



更新日 2010年 10月 31日


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