マイクロ・パワー研究所 
秋葉原店に中波ラジオ用アンテナを設置しました。

ラジオデパートの入り口から8mほど入った場所なのに、文化放送以外はノイズに埋もれてしまって聞くことが出来ません。
文化放送も開店前の店舗が多い時は聞く事ができますが、開店するとノイズ混じりになってしまいます。
真向かいの神保商会さんのラジオは、ほぼ全滅状態で聞くのが困難でした。
神保商会さんの依頼もあり、アンテナを入り口付近に設置しました。
こちらもアンテナがあれば、受信機のテストには好都合なのですが。

最初に、アツデン製ALA10 AMループ・アンテナを入り口に設置しました。



他の店が開店前の受信状況です。 レベルは低いものの、何とか聞くことが出来ます。
しかし、開店時にはノイズに埋もれてしまい実用レベルには程遠い状況です。
アンテナからアンプを通し、10mのコード端で2分配しています。

アツデン製ALA10のアンテナ部分は、ミズホ通信UZ-77と同様に基板上にパターンを描いてあります。
コンパクトかつ広帯域には好都合ですが、ノイズが多い環境ではアンテナ部分からの誘起電圧が不足気味に感じます。


アツデン製ALA10のアンテナの中身です。 


そこで、200 X 10mmのフェライト・ロッドを使用したバー・アンテナに変更しました。
アンプはそのまま使用しています。 ゲインは実測で約13dBありました。


入り口の上にバー・アンテナを両面テープで固定  写っていませんが、左側に警報機があります。


効果は抜群です。 レベルは20dBほど上がっています。
取り付け場所は警報機のすぐ横に置いたので、局間にノイズが見られます。


警報機から40cm程離した状態でノイズから逃げる事が出来ました。


ところが開店時になると、またまたノイズの嵐です。
ただし、ノイズよりもラジオ波のレベルが高いので、ほぼ支障無く聞く事が出来る様になりました。

中波用アンテナ・カプラーを通すと、もっとクリアに聞くことが出来ます。

実際にTBS( 954kHz )に同調させた例

実際に文化放送( 1134kHz )に同調させた例

アンテナ、アンプ共に非同調タイプなので、200 - 300kHz台のビーコン電波や40kHz-JJYもかすかに受信できます。



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