ミズホ通信(株)UZ-8DX / UZ-8DXs用 卓上型バー・アンテナ 組立部品セット( 数量限定品 )を用意しました。
中波帯に対応します。 比較的、放送局に近い方にお勧めです。 コンパクトなので、狭い場所でも大丈夫!
コンディションが良ければ、意外な遠距離の放送が聞こえるかも分かりません。

UZ-8DX / UZ-8DXsのウルトラ・ループ アンテナの実測データは、一番下に記載してあります。

組立は簡単に出来ますから、説明書は付属しません。  サポートもありません。
組立行程は、以下の通りです。 説明通りに製作して下さい。

◎コイル部分を巻く
 UZ-8DXは680PF( 340PFの並列接続 )のバリコンで中波帯をカバーしています。
 インダクタンスは137μHあれば、520KHzから使用できる事になります。
◎ホルマル線とビニール線を半田付け
◎ビニール線を取り出すために塩ビ・パイプに穴を開けて取り出すか、
 木台の中心に穴を開けて、木台の下側からリード線を出すような穴加工をする。
 この時、1次側、2次側ともにリード線は撚らない事。 撚ると性能が落ちます。
◎T字型の塩ビ・パイプを木台に取り付けるために、木のパイプを削って塩ビ・パイプに合わせる。
◎必要に応じて、塩ビ・パイプと木台を接着剤で固定する。

コイル部分は、この下の記事を参考にして同じように巻いて下さい。
コイルのインダクタンスは、UZ-8DXに合うように巻き数を考慮していますが、作り方で多少の誤差が出ます。
パネル面に印刷された周波数とは若干のズレが出来ることがありますが、使用上はほとんど問題がないと考えます。
注:木製台の穴開け加工はしてありません。 各自で加工が必要です。

\5,500 送料\600 完成品は用意していません。
コイル部のみ組立済みをご希望の場合は。\1,000増しになります。
所定のインダクタンスが得られる位置にテープで固定してあります。

部品セットの内容:

少し大きめのフェライト( 200 X 25 X 10mm ) 1本
保護用・熱収縮チューブをフェライトに取り付け済み
リッツ線( 0.051mm X 15本 )  4m
塩ビ・T字パイプ 1本
塩ビ・キャップ 2個
塩ビ・パイプ 約6cm 2本
木製の台 1台
リード線 各色1m 4本

UZ-8DX / UZ-8DXs用コイル部分の作り方


収縮チューブの上に巻きます。  
端から15mmの位置から、密着して29回巻きます。  巻く前に10cmほど余裕を持ってリッツ線を残します。
これが1次側になります。 巻き始めと終わりが分かるように、マジックなどで印を付けておくと便利です。

巻き終わり後は、セロテープでほどけないように仮留めします。
同様に2次側を1次側の巻き終わり側に5回巻きます。  
巻き終えた後で、ホット・メルトなどで固定します。 ( エポキシ樹脂接着剤・ボンドでも問題有りません。)
ホット・メルトが無い場合は、ビニール・テープでも構いません。
但し、セロテープだと時間が経過すると粘着力がなくなりコイルがほどける心配があります。


コイル部分を固定して、完成した様子

備考:
フェライトは1本毎に微妙に特性が違います。
端から15mmの位置から巻き始める様な説明になっていますが、ある程度の可変幅を持たせたい場合はクリア・ファイルなどの素材を折り曲げて
フェライトの上をスライド出来る様にすると便利です。
ラジオを希望する周波数に合わせて、完成したコイルをバリコンに仮留めして確かめます。
この時、コイルは金属の上には置かない事。  雑誌などの上に乗せて下さい。


 こんな感じです。

この時の実測データは、下の3点です。 予定通りのインダクタンスになっています。

  
  

リッツ線の半田付けについて
段ボールの切れ端か、木板の切れ端を用意します。
その上にリッツ線を置いて充分に熱くなった30W程度の半田ごてで、押さえつけるようにしながら半田を流します。
線をゆっくりと手前に引けば半田付けされます。 裏面も確認して下さい。 うまく行くまで何度か試して下さい。
裏面にも半田付けされているのを確認して終了です。

巻き終えたコイルの各線と、ビニール線を半田付けします。
巻き始め、巻き終わりを間違えないように各自メモを取って作業して下さい。

UZ-8DX / UZ-8DXsアンプとの接続
1次側の巻き始め・・1へ  1次側の巻き終わり・・2へ
2次側の巻き始め・・3へ  2次側の巻き終わり・・4へ

以上です。  使い方は、オリジナルのループ・アンテナと同じです。
必要に応じて、放送局の方にアンテナを向けます。 メーターで信号強度が確認できない家庭用のラジオでは、音が綺麗に聞こえる向きにします。


完成後の画像



ミズホ通信(株) UZ-K1 / UZ-K1s の場合は・・・
UZ-K1sは、作りやすいアンプなしの大型ループアンテナの主要部をキットにしたものです。
ラジオへの接続コイルも付いているので、お買い得です。


 

このキットの同調回路は、UZ-8DX / UZ-8DXsと同じ物です。 340PFが並列接続されているので、UZ-8DX用のコイルがそのまま使用できます。
同調回路部分は組立済みの完成品ですから、すぐに使うことが出来ます。



UZ-8DX / UZ-8DXsのケースに穴を開けても良いなら、こんな取り付けも出来ます。
木製台ではコードの引き回しがあり、回転させる場合はちょっと不利になります。
ケースに穴を開け6.3mmステレオ・ジャックを取り付ければ、コードの引き回しが無いので360°にわたりスムーズに出来ます。


裏面はこんな感じです。 2と3はリード線でショート状態にします。


仕上がりは、こんな感じになります。
注意事項:本体に加工を施した場合、ミズホ通信(株)さんの保証が受けられなくなる事もあります。
     保証期間終了後か故障した場合は自分で修理をする心構えでお願いします。



UZ-8DX / UZ-8DXsのウルトラ・ループ アンテナの実測データ
オリジナルのループ・アンテナの実測データを測定しました。
作り方で微妙な変化があるので、参考として下さい。


オリジナルのループ・アンテナと回転式バー・アンテナの大きさ比較画像です。

  
実測したQ値は低めですが、アンテナが大きい事もあり性能は良いです。


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