当社は通信販売を主体にして、超長波 〜 長波 〜 中波 〜 短波帯  1Hz 〜 30MHz程度までの
バー・アンテナ / スパイダー・コイル / リッツ線 / フェライト素材などの販売をしています。

運営は、マイクロ・パワー研究所( http://mpl.jp )が行っています。

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超長波帯 / 40kHz-JJY / 60kHz-JJY / 長波帯 バー・アンテナ

40kHz / 60kHz  JJY受信用( ミズホ通信 UZ-8DX / 8DXsと併用 )


使用したフェライト・ロッドの外観
径:25mm 長さ:130mmのロッドを3本使用し、熱収縮チューブで固定しています。 これだけで重さは960グラム有ります。

線材は、0.2mmUEW線を20mまるごと巻いています。
巻いた後でインダクタンスを測定したところ、以下の様な結果になりました。

40kHz時 11.944mH / Q:89   60kHz時 12.189mH / Q:113

同調用コンデンサの容量を計算すると、
ミズホ通信 UZ-8DX / 8DXsで使用できる事が分かりました。
UZ-8DX / 8DXsは、340PFを並列接続し、680PFになっています。
60kHz時は無改造で同調が取れます。 おまけに、100kHzロラン信号も強力にパルス信号が受信できます。
40kHz時の場合は、1次側コイルと並列に1000PFを接続すれば同調が取れます。


コイルが完成し、塩ビ・パイプに入れた完成画像です。 頭デッカチで重いです。  重さは、1.4Kgほどあります。

ミズホ通信 UZ-8DX / UZ-8DXsにの他に、同社製 UZ-K1のチューニングBOXが使用できます。
同調時のピークも分かりやすく、良好にJJY信号が受信できます。



10kHz - 150kHz程度までのフェライト・アンテナ

販売中の200 X 25 X 10mmフェライトを2本使用して、10kHz -150kHz帯のバー・アンテナを作ってみました。



VLF用に試作したフェライト・アンテナ 長さ200mm( 幅25mm 厚さ10mm )のフェライトを2本繋いでいます。
0.06mm / 180本のリッツ線を1次側:74回 2次側:10回巻いています。 ほぼ中央部に巻いています。
1次側のデータは、以下の通りです。

  

  

  

  

  

150kHzが限界の様です。  後は、同調回路とケースをどうするか・・・
注:このフェライトは中波帯でも使用できます。 150kHzが限界の様です。と記載しているのは、2本繋ぎ&この巻き方に限った場合です。
固定コンデンサ、スイッチ、バリコンを組み合わせて広範囲の同調式アンテナにするか、固定コンデンサだけで目的の周波数に同調させるか・・・
使い方は貴方の考え次第です。

参考例です。
まずは18200PFを1次側に接続して40kHzに同調させます。 2次側は40kHz時に83Ω位ありましたが、気にしないでゲイン:20dBのアンプを接続し、
東京都文京区湯島の鉄筋ビル内( 窓から1m離れた所にアンテナを置いています。)で40kHz-JJYが受信できました。
これでビル内でも簡単に電波時計の補正が出来そうです。
非常階段にでも取り付ければ、もっとクリアに受信できると思います。 早めにパイプを探そうと思います。



東京都文京区湯島の鉄筋ビル内で40kHz-JJYを実際に受信したサウンド・ファイルです。  40kHz.wav ここをクリックして下さい。



40kHz- JJYを受信して、ベリ・カードを貰いましょう! 



おおたかどや山標準電波送信所は、40kHzで送信を開始して10周年を迎えました。
10周年を記念して、以下の要領で記念カードを発行いたします。
ただし、電波時計での受信はだめです。 受信機で毎時15分、45分に流れるJJYのモールス信号を確認する必要があります。

期間   2009年6月10日 から 2009年12月31日 まで
受信報告 期間中におおたかどや山標準電波送信所からの40kHz電波を受信して、受信報告書をお送り下さい。 記念カードを発行します。

詳細は、http://jjy.nict.go.jp/news/40_10anniversary.html  ここより、内容を一部抜粋しています。


全手動回転方式を採用した40kHz / 60kHz 切り替えのJJY受信専用バー・アンテナ
40kHz / 60kHzに対し、±5kHzは可変出来るようにしています。




ケースとパイプをブッシュで固定したかったのですが、ぴったり合うのが無く削るのも面倒だったので、ケミコン取り付け用のバンドを
秋葉原・ラジオデパート1F 桜屋電機の山田さんから貰ってきました。  300°程度の回転が可能です。
ブッシュを使用した場合と比べて、バンドを適度な締め具合にする事で少し堅めの回転が出来る様になりました。
フェライト・ロッドは長さ:200mm 径:18mmに0.12mm UEW線を15m巻き21mH程度のインダクタンスがあります。
ポリ・バリコンと固定コンデンサを組み合わせて、両バンドをカバーしています。
奥のアンテナは、フェライト・ロッドは長さ:200mm 径:18mmを2本つないでいます。
こちらは、0.32mm UEW線を25m程度巻き13mH程度のインダクタンスがあります。


AR5000の上に乗せて、大きさを比較。
ビル内でも40kHzはS7つくらいで受信できます。 60kHzはメッシュの無い窓際なら何とか受信できるかも。

神奈川県在住のM本さんのご要望により・・・40kHz / 60kHz 切り替え式バー・アンテナを作りました。



ハンディ・タイプ 40kHz / 60kHz JJY用


フェライト・ロッドは長さ:200mm 径:18mmを2本繋ぎ、0.2mm UEW線を10m巻き17mH程度のインダクタンスがあります。
裏面に40kHz / 60kHz切り替えスイッチとBNC型メス・コネクターを取り付けています。
下側のパイプを持つか、20mmのパイプを入れて固定します。
都内でも60kHz JJY信号が良好に受信できます。


簡易防水タイプ 40kHz - JJY専用


雨の当たらない軒先に吊して使える40KHz専用のバー・アンテナ  入れ物は、ダイソーで縄跳びが入っていたケースを流用しています。
周りにクッションを入れて、がたがたしないようにするだけで固定していません。
穴を下にすれば雨は入らないけれど、雨が当たる場所なら塩ビ・パイプに収納する方が良いです。



2009年11月1日   今年もあと僅かになりました。
朝から天気も良く。非常階段にアンテナを置いて受信してみました。


非常階段に置いてみました。 
フェライト・ロッドは長さ:200mm 径:18mmを2本直列にしています。 割とQ値が高いので、信号のピークがはっきり出ます。

2009年10月中旬にAOR社にフィルター取り付けを依頼しました。 AM( 5.5kHz ) SSB( ちょっと変則の3.8kHz ) CW( 500Hz )になりました。
今まではセラミック・フィルター( 3kHz )でしたが、500Hzになった事で切れ味が良くなりました。
60kHzを受信すると、メーターはS9を振ります。  40kHzではS9+20dB程度になります。
また、
ビル内では40kHzはS7つくらいで受信できます。 60kHzはメッシュの無い窓際に置くと信号は弱いけれど受信できます。 


2009年11月1日に受信した時のベリ・カードが届きました。 カード番号は73番でした。

2009年11月4日現在、同調用コンデンサを追加して22.2kHzが受信できるようにしてみました。
20 - 26kHz程度まで可変させたいので、後日新しく作ろうと考えています。
  
長さ:200mm 径:18mmを1本使用したバー・アンテナに交換すると、40kHzでS7から7.5、60kHzではS5程度でした。



直径65cm程のフラフープに3CFB同軸ケーブルを2回通し、マグネチック・ループアンテナを作ってみました。
中波帯では全域で良好な受信が出来ますが、さすがに40kHz / 60kHzでは感度があまり良くありません。
40kHzでS1から2程度、60kHzでS1程度です。 
ただし、このアンテナはまだ40 / 60kHzで使えるように同調回路も設けていないので感度が良くないのは仕方がありません。
次回は、もう一回り大きめにしてきちんとしてみようと思います。

2009年11月8日・・・その後
1.5D2Vの100m巻きを入手したので、同じ大きさのフラフープで巻き数を増やしてみました。
5回巻くと、かなり良い結果が出ました。 ( 内径から1.5D2Vでは7回が限界でした。)
40kHzでS8 - 9程度、60kHzでS7程度です。
中波は問題なく、短波帯、FM放送帯、430MHz帯まで使えそうです。
屋上やベランダに置くとか置き場所があれば、このアンテナも1つあれば便利です。
5回も7回も大差は出ませんでしたが、非同調でも結構使えます。



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