2013年 1月 4日
年末になんとか自宅の引っ越しを完了しました。
現在進行形で荷物の整理と、新たな部屋に置く機材を揃えています。
アルインコのDX-R8 0.15 - 30MHz受信機を新規に追加しました。
使い勝手に多少の難点はあるものの、SDR受信機にもなるので買ってきました。
備考:初売り価格は、山本無線で¥32,000 ロケットで¥29,800でした。
一時的に棚に収めてみました。 左:ALINCO DX-R8 右:AOR AR5000A この2台で¥32,000です。
AR5000Aはデッド・ストックを貰った物です。
DX-R8のSDR用ソフトには、KG-SDRを使用しました。
作者の方に感謝します。
http://hikokibiyori.blog36.fc2.com/blog-entry-161.html
1月中旬にアンテナを上げるために、パイプなどを注文しました。
今のところ、スモール・アンテナ、AOR LA800 ループ・アンテナ、Symmetricom GPSアンテナの3本です。
GPSアンテナは、1月下旬から産業技術総合研究所とGPS遠隔周波数校正の実証実験を自宅で行う為のものです。
専用のGPS受信機から生成される10MHz信号を産業技術総合研究所の1次標準器と常時同期させる事で、
自宅の測定器類に供給する10MHz基準周波数の確度が1 X 10の-13乗程度になります。
実証実験に参加するのは2回目で、結果が楽しみです。
14日は都心も大雪になり、秋葉原に行くのは問題無しでも帰りの電車が止まると予想して自宅でのんびりしました。
PERSEUS用の新しいソフト STUDIO1をインストールしてみました。
PERSEUS以外のSDR( ELAD FDM-1Sなど )にも対応しています。
周波数入力はPERSEUS用ソフトより使いやすいです。
室内に置いてあるスモール・アンテナで受信した様子。
中波帯全体にスイッチング・ノイズが乗り、一番電波が強いTBSでも良く聞こえません。
DX-R8で受信しても同じ状態です。 アンテナは窓際に置いたスモール・アンテナ( Activeタイプ )です。
デスクトップPCの電源はアース端子付きの3Pですが、アース無しで使った時の画像です。
( PERSEUSはトランス式の定電圧回路内蔵ACアダプターを使用。)
これでは役に立たないので、急遽応急処置をしてみました。
TDK製のEMCフィルターをデスクトップPCの近くに置き、アースに接続したらかなり改善。
あまりノイズが気にならなくなりました。
アンテナを屋上に上げれば、ほぼ問題ない状態になるのではないかと思います。
今までの同調特性 20 - 60kHzをスイープさせています。 ±2kHz離調時に20dB減衰するまずまずの特性です。
スモール・アンテナで実際に40kHzを受信すると40kHz付近のノイズは少な目で、60kHz付近はノイズが多かったです。
JJY同期周波数標準器はメインでなく予備機として使用予定なので、今回は40kHz専用のアンテナを上げることにしました。
使用するバー・アンテナの周波数特性は、この上の画像と比べるとシャープさが際だっています。
ハイパス・フィルターを作り変えてみました。
元々は日本アンテナのAMラジオ用ノイズフィルターですが、ケースの入れ替えです。
去年のハムフェアで1個20円だったのをまとめ買いした物です。
FM放送帯以下の周波数は減衰しているのが判ります。
LMF501を使用したICラジオは分離が悪いと書かれた記事を見た事がありますが、適切な使用方法では
問題はありません。 これは、秋葉原の屋外で受信した場合に限らないと思いますが。
テスト用信号発生器は高田さんの手造りで、2石マルチ・バイブレーターで高調波を発生させています。
次回は、Microtelecom PERSEUS用FMコンバーター FM+について
暫くしたら、屋上にFM5エレ・アンテナを上げる予定です。
過去に下記ページの下の方に、AR5000のACアダプターについて記載しています。
内容が一部重複します。
http://bar-antenna.com/lf/lf6.html
AR5000用ACアダプターはトランス式です。
受信機用なので、トランス式だとACアダプターからのノイズは解放されます。
しかし、このACアダプターの設計が甘く、トランスと放熱器の熱は相当上がります。
実際に使用している人は、この問題を実感していると思います。
長く使用すると、アルミ・シールがご覧の様に熱で変色します。
トランス式( ドロッパ方式 )では大まかな熱損失は、以下の通りです。
( 整流後の電圧 - 出力電圧 ) X 出力電流で求められます。
純正品ACアダプターの内部画像です。 基板上の黒い物が放熱器です。
こんな小さな放熱器に10Wの熱を消費させています。
その為に、アルミ・シールが変色するのです。
トランスの出力電圧が高く、このままでは定電圧回路が壊れてしまいそうです。
ここから先の内容は、同じ外観のACアダプターを秋葉原で見付けたので改造できました。
同じ物が入手できない場合は、発熱に余裕のある定電圧電源を使用する方が良いと思います。
DC13.5V 2Aの表示があり、使えそうだと直感。
中を開けると、あららららら・・・・・定電圧回路では無く、単に整流してあるだけ。
左が純正ACアダプターのトランスで、少し小さめです。
さて、どうするか・・・良く見ると、基板の穴位置も同じ。
これにAR5000用の定電圧回路基板を移植すれば解決しそうです。
移植後に動作テストをしました。
AR5000に接続して動作させた時の整流後の電圧は15.36V 出力電圧は13.30V 電圧差は2.06V
1A流れているとして放熱器には2Wしか消費しません。 今度はトランスの発熱もほとんど感じられません。
1台目はこれで完了。 AR5000Aヨーロッパ仕様( ACアダプターが220V仕様 )がもう1台あるので、同様に移植。
もっとも、AR5000 / AR5000Aの電源はDC12 - 16V( 標準13.5V )となっているので
こんな面倒な事をしなくても、DCコードを交換するだけで良さそうでしたが。
詳しくは、http://www.1242.com/information/park2013/
当日は、ラジオの電池交換コーナーに出掛ける予定です。
コーナーの横でラジオ受信相談室も出来る予定です。
たぶん、何か食べながらコーナーの横で遊んでいると思います。
PERSEUS SDR受信機用のFM放送帯コンバーターです。 日本国内仕様( 76 - 90MHz )のサンプルです。
2013年 5月 24日現在、未発売です。
簡易包装の中身は、本体と専用ソフト、DCプラグのみでACアダプターは付属していません。
PERSEUSに接続したままで、HF帯 / FM帯をリレーで切り替えます。
前面の電源スイッチがOFFでHF帯、ONにするとFM帯になります。
FM Inputコネクターは50Ωです。
通常FM専用アンテナは75Ωなので何も考えないで接続するなら、安い変換アダプターを使います。
インピーダンスの影響を気にする場合は、マッチング・トランスを使ってください。
内部の様子
日本国内仕様に変更するためFM帯入力フィルターの変更、局部発振器を100MHzにしてあります。
逆ヘテロダインになっているので、他の受信機を使用した場合は受信周波数が高くなると受信機へのIF周波数は
低くなります。
受信周波数が76MHz だと 100MHz - 76MHz = 24MHzになり、90MHzでは100MHz - 90MHz
= 10MHz となります。
FM+はPERSEUSと巾は同じで、奥行きは10cm程です。
専用ソフトをインストールして、fmplus.exeを起動させるとCD-ROMに付属している
Activation codeと氏名を入力すると、同じフォルダ内にregdataが生成される。
このregdataをメールに添付し、microtelecom社に送る。
折り返し、fmplus_snXXXX.datがメールに添付されて届く。
( XXXXの部分は、PERSEUSの製造番号です。)
このファイルをFM+の同じフォルダに入れて起動すれば受信できます。
( 注:FM+は専用ソフトでFM受信できるので、PERSEUS用のソフトは起動する必要はありません。)
購入してすぐに使えず、このやりとりが少し面倒です。
ただMicrotelecomの対応は非常に早く、日本時間で午後9時以降だと数分で返信があります。
FM+専用ソフトで81.3MHz / J-WAVEを受信した画面
FM+について詳しくは、http://microtelecom.it/fmplus/ ここをクリックしてください。
クイックガイドは、ここをクリックしてください。 PDF形式です。
同様に、FM+を接続した状態でフリーソフトのHDSDRを使って受信した例
自作した周波数コンバーターを使用する場合は、ちょっとした問題があります。
コンバーター・モードはPERSEUS純正ソフトでは、ライセンスを購入しないと使えません。
5000円程度掛かりますが、ライセンスを入手すれば使えます。
最近PERSEUSを購入するとSTUDIO1がおまけで付いてきます。 この場合は、STUDIO1で周波数オフセットを利用します。
フリー・ソフトでは、HDSDRなどが使えます。
同じアンテナでFM+に繋ぎ変えた時の様子。 RFアンプがあるので、信号は強く受信できています。
次回は、周波数コンバーターにRFアンプを繋いでみます。
ケースに入れて
FM+はFM、HF単独の入力がありますが、このFM+/-ZeroはスイッチがOFFでスルーに、ONにするとコンバーターが動作します。
DC5V 80mAで動作します。
アンプ入力部には、気休めのFM帯のバンド・パス・フィルタを入れています。
実際に受信した画像( 今までの関連記事は、同じアンテナを使用しています。)
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
こちらは、PERSEUSを親機にしてコンバーターのローカル発振器を66MHzに変更後、66MHzをオフセット設定しています。
コンバーター部だけで、RFアンプなしです。
こちらは、ELAD FDM-S1を親機にしてコンバーターのローカル発振器を66MHzに変更後、66MHzをオフセット設定しています。
コンバーター部だけで、RFアンプなしです。
次回は、エア・バンド 118 - 136MHzのコンバーターを予定しています。